本日の出来事
万次郎君は日本生まれの小学校5年生。単身アメリカに留学してきました。その事情はよくわかりませんが、当記事ではそのような細かいことは気にしません。
ここは万次郎君の通う小学校。担任の先生は甲先生。甲先生はネイティブアメリカンです。甲先生は、アメリカに渡ってきたばかりの万次郎君をとても心配しています。万次郎君は、まだ殆ど英語を理解できないのです。万次郎君が知っている英単語と言えば、ワン、ツー、スリー・・この程度。
甲先生が、一冊の本を手に取ると何か言いました。
① This is a good book.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

甲先生は何を言っているの?全然わからない!
でも、手に取った本について何かを言っているようだ。
さらに、甲先生は本棚から一冊の辞書を取り出すと、次のように続けました。
② This dictionary is good.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

「good」?さっきも出てきたけど、日本でも聞いたことがあるような・・。
甲先生は今度は辞書を手に取って何言っているの?全然わからない!
ただ、①とちょっと違うけど、今回も「This」と「is」が入ってるぞ。
「dictionary」?今回初めて出てきたこの長い単語は何?
学校の授業が終わり、万次郎君は乙さんの家に帰宅しました。万次郎君は、乙さんの家に居候しています。乙さんは奥さんの丙さんと2人暮らしで、どちらもネイティブアメリカンです。
ここは乙家の居間。
乙さんが、向こうの机を指さして何かを言いました。丙さんに対して何かを言っているようです。
③ Is that an interesting book? - Yes, it is.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

乙さんの表情や、語尾を上げてるあたりから推測すると、乙さんは丙さんに何かをたずねてるのかな。
また「is」が出てきたけど、今回は一番最初に言ってるなあ。
「book」?今朝、甲先生も言ってた単語だぞ(①)。甲先生は本を手に持って何か言っていたな。
あ、乙さんが指をさしてた机の上には本が置いてある。もしかしたら「book」って本のことなのかな。

丙さんが何かを返答したぞ。
「Yes」?これ、聞いたことがあるかも。「返事は『ハイ』か『イエス』だろ!」って日本の先生がよく言ってたなあ。
「Yes」は多分、「ハイ」っていう意味なんだろうな。
多分、乙さんは本について何かをたずねていたのだろう。
それに対して、丙さんは肯定的な返答をした。
でも、乙さんが本の何についてたずねていたのかわからないよ。
乙さんが、向こうのテーブルを指さして何かを言いました。今度も丙さんに対して何かをたずねているようです。
④ Is that book interesting? - No, it isn’t.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

あのテーブルの上にも本が置いてあるぞ。
「Is that」まではさっきと同じだ。そして、また「book」と「interesting」が出たけど、さっき(④)と順番が違うぞ。
どうやら、「book」は「本」のことで間違いなさそうだな。

丙さんが何かを返答したぞ。さっきと違うことを答えてる。
「No」?これも聞いたことがある!昔、「Noと言えない日本人」(だったかな?)っていう本を読んだことがある。
ということは、丙さんは乙さんの質問に対して、違うよって言ってるのでは。
多分、乙さんはまた本について何かをたずねていたのだろう。
それに対して、丙さんは否定的な返答をした。
乙さんが本の何についてたずねていたのかわからないけど、③も④も「はい」か「いいえ」で答えられる質問なのだろうな。
どちらにも入ってる「interesting」の意味がわかれば手掛かりになるかも知れないけど・・。
翌日になりました。
万次郎君は学校にいます。今は休み時間です。
万次郎君は、これまでに「本」は英語で「book」ということを学んだので、綴りを紙に書いてみました。
ここで、偶然に通りかかった甲先生がその紙切れを取り上げると、何かを言いました。
⑤ This is not right.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

また「This is」が出たぞ。
「not」?
「right」?野球の右翼手(ライト)のこと?それとも右翼手の後ろから照らす照明(ライト)のこと?
甲先生はこう言った後、万次郎君が書いた「bok」にバツをつけて、隣に「book」と書きました。

そうか、「本」の綴りは「o」が2つ連続して「book」なのだな。
じゃあ、さっきの「This is not right」は、「間違ってるよ」っていう意味だったのかなあ。
放課後、ここは乙家の居間。
今日の乙家の居間はどこかいつもと違う雰囲気です。万次郎君は、すぐにその理由に気付きました。今日は窓際に一輪のきれいなお花が飾られています。
万次郎君がお花に興味を示していると、乙さんが万次郎君に言いました。
⑥ That is not a real flower.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

「That is」の組み合わせは初めてだな。
また「not」が出た。
「flower」?これは花のことかな。「フラワー」が「花」ということくらい僕でも知ってる。
・・アレ?
万次郎君は何かに気付きました。お花に近づいてよく見てみると、これは本物のお花ではなくて造花です。

乙さんはさっき、そういうことを言ったのかな。
初めて出てきた「real」の意味が分からないけど、これがキーワードになりそうだな。

あと、ずっと少し気になってたのだけど、よく「a」とか「an」を挟んでいるんだよな。これらの短い単語は何だろう。
夕食の時間です。
乙家の食卓にはスープが並んでいます。乙さんが、スープを一口飲むとこう言いました。
⑦ This soup is not tasty.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

乙さんはなんか不機嫌そうだな。
まあ確かに、これはスープというより食塩水だな(苦笑)。
スープは英語でも「soup」なのだな。
きっと、このスープは美味しくないみたいなことを言ったのだろう。
初めて出てきた「tasty」の意味が分からないけど、これがキーワードになりそうだな。
食後のコーヒータイムです。
乙さんは丙さんに何かをたずねているようです。乙さんは、白い粉の入った小さな瓶を片手に持っています。
⑧ Is this salt or sugar? - It is sugar.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

乙さんは、以前に何かをたずねたときは「Is that」から始めていたけど(③、④)、今回は「Is this」からだ。
「is」とか「this」とか「that」とか「it」とかはどんな会話にも頻繁に出てくるようだ。
だから、乙さんが今回たずねたいことの本質は「salt or sugar」にあるのではないか。

丙さんは返答の中で「sugar」と言ったぞ。「salt or sugar」の後半の部分じゃないか。

あ、乙さんの表情が変わった。どこか安心した表情になった。そして、白い粉をコーヒーに入れたぞ。
そうか、あの白い粉は砂糖なのだな。乙さんはあの白い粉が砂糖かどうかを知りたかったのではないか。確かに、ここで塩と間違えたら大変なことになるしね。さっきのスープで塩分摂り過ぎたし。

ということは、丙さんが言った「It is sugar」は、「砂糖だよ」っていう意味で、「sugar」は砂糖の意味なのではないか。
それなら「salt」は?やっぱり塩の意味か?それとも小麦粉か?

それにしても、自分の家の調味料の入れ物も把握してないのかなあ(苦笑)。
万次郎君は、乙さん夫妻と近所の公園に来ています。
乙さんが丙さんにまた何かをたずねています。乙さんはとても好奇心が旺盛です。乙さんは遠くを見つめ、視線の先には一人の女性がいます。
⑨ Is that woman French or Italian? - She is French.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

あそこにいる女性について何かをたずねてるんだな。
また「or」が出てきた。
今度は丙さんは返答の中で「French」と言ったぞ。「French or Italian」の前半の部分じゃないか。
もしかしたら、こういうときは正しいのは「or」の前の単語なのか後の単語なのかをたずねているのではないか。
つまり、この場合は「French」か「Italian」かをたずねていて、答えは「French」。
それにしても、「French」って何?その女性と「French」との関係は?
そして、「woman」とか「She」って何?
乙さんが丙さんにまた何かをたずねています。今度は乙さんの視線の先には一人の男性がいます。
⑩ Is that man Japanese or Chinese? - He is Japanese.
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

あっ!あの人、もしかしたら僕と同じ日本人かな!?
でも、遠くてよくわからないな・・。

乙さんは「Japanese」か「Chinese」かをたずねているのだな。
丙さんの答えは「Japanese」。

乙さんの質問で、さっき(⑨)は「woman」だったけど、今度は「man」。
乙さんは、さっきは女性について質問をしていたけど、今度は男性について質問をしている。
この違いが「man」と「woman」の違いなのでは。つまり、「man」が男性で、「woman」が女性。
あと、前回は「She」だったけど、今回は「He」。
この違いも男性か女性かの違いなのでは。つまり、「He」が男性に対して使い、「She」は女性に対して使う。
万次郎君の仮説
今日までの会話から、万次郎君は英文法について次のような仮説を立てました。
「This」は自分の近くの人や物を指すときに使い、「That」は自分から遠くにある人や物を指すときに使うのではないか。
一番頻繁に出てくる「is」は、まだその役割がわからない。でも、何かをたずねる時には最初に「is」を持ってくるのではないか。
ものをたずねる時は、「Is this ~ ?」または「Is that ~ ?」の形になるのではないか。



コメント